病理結果と、まさかの再手術宣告

黒いトイプードルが覚悟を決めた表情 膀胱がんの体験記

退院してからの2週間、ずっとこの日のことが頭から離れませんでした。


結果を聞く日|緊張でお腹が痛くなる

退院から約2週間後、尿管に入れたままだったステントの抜去と、病理検査の結果を聞くために病院へ向かいました。

待合室で順番を待つあいだ、緊張のあまりお腹が痛くなってきました😭 「ステージⅡ以上だったら、膀胱を全部取らないといけないかもしれない」——そう聞かされていたから。名前を呼ばれるまでの時間が、ひどく長く感じました。


告げられた診断|膀胱癌 ステージⅠ ハイグレード

先生から告げられた結果は——

「膀胱癌 ステージⅠ ハイグレード」

膀胱がんの深達度と分類を示す図。Ta・Tis・T1〜T4の各ステージを断面図と表で解説。T1は上皮下結合組織までにとどまり筋層には達していない。

私のT1というのは、図でいうとここ。筋層には達していない状態です。だからこそ、ステージⅠという診断に少し安堵しました。「ステージⅡ以上じゃなかった。」それだけで、ひとまずほっと一息つけました。

でも——ハイグレード(高悪性度)。ネットで調べてみると、細胞の形が崩れており、増殖するスピードが速く、転移や浸潤を起こしやすい性質があるようです。

腫瘍が多発していたこともあり、薄々そうかもしれないとは思っていました。それでも、改めて言葉にされると、やっぱり落ち込みます。

2回目のTUR-BTという選択肢

先生から、さらにこんな説明がありました。

「ガイドライン上、2回目のTUR-BT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)を行う選択肢があります。2〜3割の方は、実はステージⅡが隠れているケースがあるんです。」

筋層非浸潤性膀胱がん(0期・Ⅰ期)の治療選択フローチャート。TURBTによる病理診断でリスク分類し、低・中・高・超高リスク群ごとの治療方針(膀胱内注入療法・膀胱全摘除術など)を示す。

……え。もう一回、あの手術を?

「痛いのは嫌なんですけど……」と正直に訴えると、先生からひとこと。

「病院は、痛いことをするところです。」

諭されました。完全に。

リスク分類について

調べてみると、膀胱がんのT1ハイグレードで腫瘍が多発している場合、「超高リスク群」に分類されることがわかりました。超高リスク群とは、再発や進行のリスクが特に高いと判断されるグループのことで、より積極的な治療が推奨されます。多分、私もこれに該当していたんだと思います。

膀胱非浸潤性膀胱がんのリスク分類表。低リスク群・中リスク群・高リスク群・超高リスク群それぞれの定義と基準を一覧で示す。

覚悟を決めて、手術を受けることに

反論の余地もなく(笑)、2回目の手術を受けることを決意。

ステージⅡが隠れている可能性があるなら、確認しないわけにはいかない。頭ではわかっている。でも気持ちは複雑で——あの術後の痛みが脳裏によみがえってきました。

もう2度と手術はしたくないと誓ったあの日から、まだ2週間しか経っていないのに😭

※この記事は、私個人の体験をもとに書いています。
症状や治療内容、回復の経過には個人差がありますので、詳しくは主治医にご相談ください。

膀胱がんの一般的な情報については、国立がん研究センター「がん情報サービス」の膀胱がんページも参考になります。


次回は、2回目のTUR-BT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)に向けた準備と、手術当日のことをお伝えします。

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